世界知的所有権機関(WIPO)、「.eu」および「.ею」のADR提供者に追加される
31-5-2017
ブリュッセル - EURidのプレスリリースによると、2017年6月1日にWIPO仲裁・調停センターがADR提供者として追加されたことにより、商標、商号、社名その他の権利の保持者が投機的で悪用的な.euおよび.ею ドメイン名の登録に関して紛争する場合のADR(裁判外紛争解決)手続において提訴の選択肢が増えることになります。
EURidのリーガルマネージャーであるジオ・ヴァン・ランゲンホーヴ氏は「我々は、2005年の導入以来、ADR手続がうまく利用され発展してきたことを嬉しく思っています。チェコ仲裁裁判所(CAC)も数多くの事件の解決に役立ってきましたが、WIPOセンターがADR提供者に加わることで我々は今後エンドユーザーにより多くの選択肢を提供できることを嬉しく思います。」と述べました。
WIPOセンターは欧州の公用語全24言語での事件をサポートします。WIPOはIPにおけるサービス、ポリシー、情報および提携分野で最もよく知られた組織のひとつであり、WIPOが定めたUDRP(統一ドメイン名紛争処理方針)の下でドメイン名紛争解決サービスを提供する世界的リーダーです。ジオ・ヴァン・ランゲンホーヴ氏はさらに「すでに有効に機能しているADR手続に加えて、WIPOセンターがADR提供者として加わることで権利保有者にとっての利便性が高まります。」と述べました。WIPOセンターでは紛争がイーメールで処理、取扱いできるため、手続きの利便性をさらに高めています。
WIPOセンターのインターネット紛争解決部長であるブライアン・ベッカム氏は「.euや.еюの登録についてドメイン名紛争解決サービスを提供できることをWIPOセンターは光栄に思います。」と述べています。またベッカム氏は「すべてのジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)および新しいgTLDに加え、WIPOセンターはWIPOのccTLDプログラムの下での74ヵ国の国別コードトップレベルドメインについても紛争解決サービスを提供します。これらのドメインには欧州の国別レジストリを多く含んでいます。EURidにこの経験を適用することを楽しみにしています。」と述べました。